愉快な散歩或いは読書

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zoom RSS 日時計の天使

<<   作成日時 : 2014/03/02 15:54  

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人さらひは顔がない、風のやうに。
                      コクトー




三月某日

庭には梅が。数日暖かき日が続く。但し散歩は出来ない。読書は堀辰雄である。幾ら読んでも答は見つからない。問ばかりが増える。蕾花開き風の如き日日。只通過する。

三月某日

庭の梅に妖精がゐるとは考へられない。生命力は認めるけれど別の次元である。信仰はないからか。

三月某日

此の偽日記のやうなものを書きながら昨夜就寝前に読んだ書名の記憶が定まらないのなぜか。幾つかの中途であるメモ書きが乱雑に埃の塗れてゐる。

三月某日

床の上の本を整理しやうとトランプの如き並べは積み上げ崩ししてゐると。出てきたのは様様は形の手紙だつた。此方は如何に返事をしたのか。中野と原泉は何を記憶し何を忘れたのか。

三月某日

オリンピックのメダリストも殺人者も偽作曲家もテレビで見る限り饒舌である。そして何を云つてゐるのかが判らない。深夜缶珈琲を買ひに出たら顛倒してしまつた。軽自動車が横を通つたが彼は何を見ただらうか。僕は立ち上る事も出来なかつた。両膝から出血。笑ふべきか。

三月某日

昨日は今日に関連する。無論明日の事は知らない。膝は最悪である。

三月某日

深夜音楽を聴く。いつも寓話のやうなジャムの詩のやうな堀辰雄のやうな或る青春に取り残される。ナレーションは外國語だから理解できる處と判らぬ處がある。そして横になつてテレビ。昨日も今夜も戦争映画である。民放なのにコマーシャルが無い。

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